東京で出会たシマ中華

菜来軒の女将さん

以前、奄美大島で出会った町中華を「シマ中華」と名付けて記事を書いた。
奄美大島では、ふるさとのことを「シマ」と呼ぶ。

観光客向けの店ではなく、島の人たちの日常に溶け込み、世代を超えて親しまれているお店。そこには、料理のおいしさだけでは語れない空気があった。
取材を重ねるうちに、私はそんな店を「シマ中華」と呼ぶようになった。
→ シマ中華の記事はこちら

もともと、祖母の家が奄美大島にあったこともあり、私にとってシマは特別な場所だった。
奄美といえば、おばあちゃんの家。
シマの自然や、どこかゆったりと流れる時間。そして、人のあたたかさが好きだった。
何年かぶりに奄美を訪れたとき、そんなシマの日常に根付く町中華について書きたいと思った。

そのきっかけのひとつになったのが、錦糸町にある菜来軒の女将さんとの出会い。
私が町中華を巡り始めた頃、たまたま縁があって訪れたお店だ。
女将さんは奄美群島・加計呂麻島の出身。
初めて会ったその日から、シマの孫である私を家族のように温かく迎えてくれた。
→女将さんとの出会い

菜来軒は、その後SNSやテレビ番組をきっかけに行列のできる人気店になった。
しばらく足が遠のいた時期もあったけれど、今でも変わらず迎えてくれる。
私にとって菜来軒は、東京にあるもうひとつのシマのような存在。
町中華について記事を書くようになってから、ずっと心のどこかに残っていたこの話。
ようやく記事として残すことができた。
→ 菜来軒の記事はこちら

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