町中華と、街と人。東京・経堂「宴神」でつながった話。

東京・世田谷区経堂に、前々から気になっていた店があった。
深夜まで営業している中華バル『宴神』だ。
日頃からお店の情報収集に使っているのはGoogleマップ。気になる店を見つけては、ピンを立てるのが楽しみのひとつ。
ある夜、経堂で食事をする機会があり、宴神に行ってみようと向かった。
ところが、まさかの臨時休業。

さて、どうしようかな………。
そこで向かったのが、なじみの『太陽堂』だった。
「宴神に行こうと思ったら、お休みだったんですよ〜」
すると、太陽堂のご主人も宴神には時々立ち寄るという。
どんな店主さんなのか聞いてみると、経堂の人気店『らあめん英』で長年働いていた方だと知った。
それを聞いて、ますます興味が湧いた。

宴神で提供されるラーメン

「らあめん英」で長年修業した店主さん

後日、改めて宴神に伺った。
店内は今どきのネオ中華のようなおしゃれな雰囲気。店主が一人で切り盛りし、注文はモバイルオーダー。私が日頃から通う町中華とは、まったく別のスタイルだ。それでもメニューを見ていると、チャーハンや生姜焼き、回鍋肉など、町中華でおなじみの料理が気になった。

店が落ち着いた頃、店主に声をかけた。
改めて『らあめん英』で働いていた頃の話を聞き、さらに話していくと、子どもの頃に通っていた町中華の話になった。宴神のルーツにあったのは、私が普段追いかけている町中華だった。

私が記事を書くとき、人気だから、話題になっているからという理由だけで取材することはない。自分で足を運び、料理だったり、店の背景だったり、「もっと話を聞いてみたい」と思った店を取材している。
この日も「これだ!」と思うものがあった。もっと話を聞いてみたい。
そう思って、後日改めて取材をお願いした。
→宴神の記事はこちらから

街と人のつながり、「英」と「英」

記事の中でも触れたが、他のお店からの紹介でお客さんが来てくれることもあり、経堂には「村」のようなつながりがあるという。
実際、私もそうだった(笑)。
太陽堂のご主人から宴神の話を聞いたことが、こうして記事を書くきっかけのひとつになった。

宴神の壁に書かれた中田英寿氏のサイン

そして店内には、中田英寿さんのサインがある。店主の関係者からの紹介で、お店を訪れたそうだ。
それを聞いて、

あ!ここでも「英」ね(笑)。

『らあめん英』と、中田ヒデ。

そんなところにも勝手につながりを見つけて、ひとりニヤニヤしてしまった。

東京・世田谷区経堂の宴神の外観

経堂村、やっぱり狭い(笑)。
でも、こうやって街と人がつながっていくのが面白い。

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